【PR】

仕事

メールのCCは本文の宛名に書くべき?正しい書き方やマナーを解説します

目安時間 10分
メール
  • コピーしました

仕事でメールをするときに、宛先としてTO以外にCCを使うことがありますよね。

 

 

ではそのメールの本文に「◯◯様」と宛名を書くとき、CCの相手の名前も書くべきなのでしょうか?

 

 

答えは「CCは本文の宛名に書く必要はない」んです。

 

 

なぜ書かなくていいの?

 

CCを使うときの注意点やマナーはあるの?

 

 

そんな疑問にわかりやすくお答えします!

 

CCはメール本文の宛名に書くべき?

メール
本題の前に、まずはメールを送るときの「TO」、「CC」、「BCC」の違いについておさらいしましょう。

 

メールの送り方① : To

 

メールの内容を直接やりとりしたい相手です。

 

メールに書いた内容を実行したり、返信したりしてほしい人ですね。

 

TOをつけることで「あなたに宛てて送っています」というこちらの意思を伝えることができます。

 

メールの送り方② : Cc

 

CCとは"carbon copy"の略で、複写という意味です。

 

TOの相手に送った内容を見ておいてもらいたい人をCCにします。たとえば、上司などですね。

 

CCは、TOの人や他のCCの人にも通知されるため、そのメールが送られているメンバーが共有されるようになっています。

 

「◯◯さんにもCCでメールが送られているということは、この用件は◯◯さんも知っているんだな」と分かるわけです。

 

 

メールの送り方③ : Bcc

 

 

BCCとは”blind carbon copy”の略です。ブラインドがかかった複写ということです。

 

BCCに指定された人にメールが送られていることは、他のメンバーには知られないようになっています。まさにブラインドですね。

 

メールをその人に送ったことを知られたくない、その人のメールアドレスを知らせたくないときにBCCを使います。

メールの宛名の書き方

3つの違いが分かりましたか?

 

では、本題です。

 

メールの本文を書くときには、用件の前に「◯◯様」と宛名を書きますよね。

 

たとえば、

 

メールの宛先の書き方 例

 

□□株式会社 田中様

 

お世話になっております。

株式会社○○ △△事業部の○○です。

 

先日お問い合わせいただいた納期の件で、ご連絡いたしました。

 

...

 

 

といった感じですね。

 

このようなメールをTO以外にCC、BCCにも送る場合、このメール本文の宛名はTOの人だけ書けばいいのでしょうか?

 

 

それとも、CCやBCCの人も連名で一緒に書くべきなのでしょうか?

 

 

答えは「書かなくてよい」です。

 

さきほど解説したように、あくまでメールの宛先はTOの人であって、CCやBCCの人はメールの内容を共有したいだけです。

 

 

 

ですから、本文の宛名には「TOの人の名前だけ書けばいい」んです。

 

 

もしCCやBCCの人も本文の宛名に入れるべき内容ならば、その人はTOにして、メール本文の宛名に連名で書くほうがいいでしょう。

 

 

ただし、誰にCCでそのメールを送っているかは、分かるように本文に書いておくのがマナーです。

 

 

詳しくは、次でご説明しますね。

CCを使うときの注意点やマナー

メール

便利なCC機能ですが、何でもかんでもCCにすればいいわけではありません。

 

 

使用するにあたっては注意点やビジネスマナーがありますので、覚えていきましょう。

本当にメールの共有が必要な人にだけCCで送る

CCは、直接メールでやり取りをするTO以外の人にも内容を共有できるんでしたよね。

 

 

その便利さゆえに、上司や先輩などにあれもこれもCCで共有する人がいますが、それはやめたほうがいいんです。

 

 

確かに、仕事の報告を求められている場合、CCならわざわざ報告する手間が省けてラクです。

 

 

が、共有の必要のないメールなら読んでもらう時間がもったいないですし、そのようなメールばかり共有していると本当に読んでもらいたいメールもスルーされてしまう可能性があります。

 

 

また、CCはメールアドレスが全員に公開されることから、個人情報の問題も出てきます。

 

 

CCにする前に、本当にその人にメールを共有する必要があるのかをよく考えるようにしましょう。

 

TOの人に、なぜCCで他の人にも共有が必要なのか伝える

メールをやり取りする相手は、あくまでTOの人です。

 

 

ですが、CCが入っていると、その人にもメールの内容が全て伝わるわけですよね。

 

 

何も聞かされていないTOの人からすれば、

 

 

「このCCの人、誰?」

 

「なんで内容を共有されないといけないの?」

 

 

と不快感や不信感を覚えるかもしれません。

 

 

そのため、CCを入れてメールを送る際には、本文にその理由を記載しておくことがマナーです。

 

 

たとえば「情報共有のため、弊社部長◯◯をCCにしております。」などです。

 

 

機密性の高いメールなら、事前に相談をしておくことも大切です。

CCの人の名前も本文に明記する

先ほど「本文の宛名にはCCは書かなくてよい」と言ったのに矛盾を感じられるかもしれませんね。

 

 

その通り宛名はTOの人だけです。その下に「CC:◯◯部長、××課長」などと書きます。

 

 

これには、理由が二つあります。

 

 

一つは、誰にメールが送信されたか他のメンバーに分かりやすくするためです。もちろん、送信リストでも分かりますが、本文に記載しておくとより丁寧です。

 

 

もう一つは、CCに入れた人に「あなたにも共有しましたよ!」という意思表示をするためです。

 

 

CCは、読み逃されてしまうことも多いため、メール本文に名前を書くことで、読んでほしいことを強調することができるのです。

 

 

このように、便利なCCですが、さまざまなマナーや注意点に気をつける必要があります。

 

 

ぜひ覚えておいてくださいね!

まとめ

メール

今回は、メールのCCは本文の宛名に書くべきかという疑問について解説しました!

 

 

メールはあくまでTOに送るもので、CCには内容を共有することが目的で送られます。そのため、本文の宛名はTOだけでいいんです。

 

 

ただし、誰に・何のためにメールにCCが入れられているかは、TOや他のCCのメンバーに明らかにしておくことがマナーです。

 

 

「情報共有のため、弊社部長◯◯をCCに入れております。」など、メールに一言添え、さらに分かりやすいように宛名の下に(CC:◯◯部長)などと明記しておくようにしましょう。

 

 

CCは正しく使って仕事相手の信頼をしっかり得られるといいですね。

  • コピーしました

この記事に関連する記事一覧