大雪に備えて家庭でできる対策は?雪害のときとるべき行動&持ち物は
自然災害の一つに「雪害」があります。
雪がたくさん降りすぎることによる災害のことを言います。
最近は防災グッズを揃える家も増えてきていますが、雪害のときだからこそとるべき行動や持ち物は準備できていますか?
大雪や雪害のときには、積雪対策や寒さ対策が大切です。
具体的にはどうすればいいのか、詳しく解説したいと思います!
目次
大雪に備えてできる対策は?
大雪のときには、
・転倒
・転落などの事故
・積雪による電車・バスやライフラインの停止
・建物等の破損や倒壊
といったリスクが生じることがあります。
これらのリスクを回避するためには、入念な大雪対策が必要になりますが、「だけど、どんな対策をしたらいいのかわからない...」という方に向けて、大雪に備えてできる対策をチェックしていきましょう!
滑りにくい靴を履く、雪や氷の上を歩く練習をする
雪が積もったり凍ったりした道を歩いていて、滑って転倒したことによる骨折や頭部打撲の事故はとても多いです。
そこで、革靴やスニーカーよりも、グリップの効いたスノーブーツなどを履くことで、転倒を防ぎましょう。
また、滑りにくい歩き方を練習しておくことも有効です。
足の裏全体をベタっとつけて、小股に歩くことがコツですよ。
事前に買い物を済ませておく
雪が降り出したら、できるだけ外出は控えて、転倒を予防します。
そのため、買い物は雪の降る前に行くようにしましょう。
大雪の場合、数日降り続いたり、止んでも解けたり除雪されたりするのに日数がかかることがあるので、食料や生活用品の備蓄は数日〜一週間分用意するようにしましょう。
水道が凍ってしまうこともあるので、飲み水の備蓄も必須です。
寒さ対策になるものを用意する
電線に雪がたくさん積もると、その重みで断線して停電することがありますので、停電対策もしておきましょう。
灯りになるものを準備することも大切ですが、特に気をつけてほしいのが「寒さ対策」です。
大雪の降る季節や地域で、暖房器具が使えないと家の中も極寒になります。
毛布など全身くるまれるものや、電池式の石油ストーブ、カイロなどを多めに準備します。
建物を耐雪化する
大雪が降ると、雨どいやカーポートなどが重みに耐えきれずに倒壊することがあります。
倒壊すると危険なのはもちろんですが、修理に大きなお金を払うことになりますよね。
そこで、事前に耐雪タイプの頑丈なものにしておくことも可能です。
それでもある程度積もったら雪下ろしは必要になりますので、高いところにも届く雪下ろし棒を購入しておきましょう。
雪害のときとるべき行動&持ち物
ここまでは、大雪になる前の対策についてお伝えしましたが、実際に大雪になったときには、どのような行動をとると良いのでしょうか?
とにかく外に出ない
大雪になると視界が悪くなり、足元も危なくなります。
こういうときは、避難をするよりもそこから動かないことが一番安全です。
家の倒壊の危険があるときは、自力で避難するのではなく救助を要請しましょう。
適宜雪下ろしをする
雪は積もるととても重いものです。特に、一旦解けたものや、それが再度凍ったものはより重くなってしまいます。
車や屋根の上に積もった雪をそのままにしておくと、変形や倒壊のおそれがあります。
そのため、雪が落ち着いたタイミングを見計らって、適宜雪下ろしをすることが必要です。
ただし、雪下ろしでは転落や雪に埋もれる事故が毎年起こっています。細心の注意を払い、できるだけ2人以上で行うようにしましょう。
避難の際は防寒グッズを持って行く
雪が降る前であれば、避難所などへ避難することもできます。
持参する防災バッグには、食料品や生活用品などを入れると思いますが、大雪の際に持って行くべきなのが「防寒グッズ」です。
避難所は体育館などただでさえ寒いところが多く、さらに停電などが起こることもあり得ます。
できるだけ身軽に済ませるためにオススメなのが、アルミ製の保温シートやカイロです。
アルミ製の保温シートで身体をくるむととてもあたたかく、持ち運びは軽いのでぜひ準備しておいてくださいね。
まとめ
今回は、大雪が降るときに備えてできる対策方法について解説しました!
転倒対策として滑りにくい靴を用意したり、事前に買い物を済ませておくことはとても大切です。また、停電や避難に備えて寒さ対策もしておきましょう。
大雪のときは、危険を避けるためにできるだけ外に出ないのが基本です。
屋根などからの雪下ろしは適宜必要ですが、毎年転落や埋もれる事故が多発していますので、特に注意して行ってくださいね。