おでんを圧力鍋で作るとき入れてはいけないものは?美味しく作るコツも!
冬になると食べたくなるおでん!
だけど、調理に時間がかかるのが面倒...。
そんなときに便利なのが圧力鍋です。
でも、圧力鍋に入れてはいけない具材があります。
それは...
・練り物
・じゃがいも
なんです。
今回は、その理由とともに、圧力鍋でおでんを美味しく作るコツもお伝えしたいと思います!
・美味しいおでんを圧力鍋で作るなら、練り物やじゃがいもをいれないこと!
目次
圧力鍋に入れてはいけないおでんの具は?
おでんの美味しさといえば、トロトロに柔らかくなった具にしっかりと味が染み込んでいるところですよね!
ただ、そんなおでんを作ろうとすると、長時間コトコトと煮込む必要があり、時間がかかってしまいます。
そこで便利なのが、圧力鍋です!
圧力がまでおでんづくりの時間短縮を
圧力鍋を使えばおでんの具を短時間で柔らかくすることができるんです。
水は本来100℃で沸騰しますが、圧力鍋なら圧力をかけることで110〜120℃にまで沸点を上げることができます。
高い温度で調理するほど、おでんの具には早く火が通るので、時短になるんです。
さらに、具の中に水分も閉じ込めてくれるので、ジューシーな仕上がりになりますよ!
ですが、実は圧力鍋に入れてはいけないおでんの具があります。
それが、練り物・じゃがいもです。
その理由を解説しておきましょう!
圧力釜に入れてはいけないおでんの具① 練り物
ちくわ、はんぺんなどの練り物は、水分を含むとふくらむ性質があります。
練り物を入れると、圧力鍋の中でだし汁を含んでぱんぱんにふくらんで、最悪の場合、圧力鍋が壊れてしまうおそれがあるのです。
ただし、分量を少なめにすれば入れることは可能です。
圧力鍋を使ったおでんのレシピに練り物が使われていることがありますが、安全な分量になるように書かれています。
レシピの分量を守れば、大丈夫ですよ!
圧力釜に入れてはいけないおでんの具② じゃがいも
じゃがいもを圧力鍋に入れれば、柔らかくなって美味しそう...と思うかもしれません。
ですが、実際のところは、圧力をかけると、むしろ柔らかくなりすぎて、煮崩れてしまうんです!
じゃがいもは、皮ごとよく洗って、水に濡れたままラップで包んでレンジでチンすれば、中までしっかり柔らかくなります。
圧力をかけなくても、この方法なら時短になるので、オススメですよ。
圧力鍋で美味しいおでんを作るコツは?
圧力鍋でおでんを作ると、時短になるのは本当に嬉しいところです。
さらに、あるコツを知っておけば、より美味しいおでんを作ることができますよ!
ここからは、圧力鍋で美味しいおでんを作るための2つのコツをご紹介したいと思います。
ぜひやってみてくださいね!
圧力をかけることで美味しくなる具材を知る
先ほど、圧力鍋に入れてはいけないおでんの具材をご紹介しましたね。
では、圧力鍋で調理すると美味しくなる具材も知っておきましょう!
それは、
・大根、人参などのなかなか火が通らない根菜
・牛すじ、手羽元なとのお肉
です。
どちらも、火を通すほど柔らかくなりうまみが増します。
普通のお鍋で煮込むよりも、圧力をかけて高温調理するほうがより美味しくなるんです。
トロットロの大根や牛すじの入ったおでん、最高ですよね!
これらの具材は、ぜひとも圧力鍋を使ってみてください。
味は時間をかけて染み込ませる
圧力鍋を使えば、おでん作りを時短することができますが、一つ知っておかないといけないことがあります。
それは、
「圧力鍋を使うと、具材は柔らかくなるけど、味を染み込ませることはできない」
ということです。
圧力鍋は、水の沸点を上げることで、具材に早くしっかり火を通すことが出来る調理器具です。
ですが、具材に味を染み込ませるためには、時間をかけてコトコトと煮込む必要がありますけれど、圧力鍋ではそれができないのです。
では、どれくらい煮込むと美味しくなるのでしょうか?
実は、美味しくなる煮込み時間は具材によって異なるんです!
以下に、おでんを作るときに煮込む順番でまとめてみましたよ。
手順1.味の染み込みにくい具材を入れる。
鍋にダシを作り、最初に煮込みたいのは圧力鍋で火を通した大根や人参、ゆで卵、牛すじ、こんにゃく、ちくわぶ、昆布など。
弱火で30分ほど煮込みますが、煮立たせると出汁のうまみがとんでしまうので注意しましょう!
手順2.味は染み込ませたいけど煮崩れしやすい具材を入れる。
次に入れたいのは、餅巾着、じゃがいもなどです。
煮崩れしやすいので注意しながら10分ほど煮込んでください。
手順3.時間があれば一旦火を止めて休ませる。
おでんは、冷める過程で味がよく染み込みます。
出来れば、一旦冷ますのがオススメですよ!
手順4.食べる20〜30分前になったら練り製品をいれる。
練り製品は煮込みすぎるとうまみが逃げてしまいますので、このタイミングに入れましょう!
練り物をおなべをいれたら、改めて温めてあたためてください。
弱火でコトコト煮込みます。
手順5.はんぺんは食べる直前に入れる。
ふかふかのはんぺんは、煮込むことで膨らんできてしまいますので、できれば食べる直前にお鍋に入れるようにしてください。
少し手間がかかるように思われるかもしれませんが、順序の通りに具材を煮込めば、とっても美味しいおでんになりますよ!
圧力鍋では味を染み込ませることはできませんが、大根や人参などの具材を柔らかくする過程を時短でき、結果的には普通におでんを炊くよりはかなりの時短になります。
具材もより柔らかく旨味も増すので、圧力鍋はぜひ使ってほしいところです!
まとめ
今回は、おでんを圧力鍋で作るときに入れてはいけないものについて、解説しました!
水分を含むと膨らむ練り物と、圧力をかけると煮崩れてしまうじゃがいもは、圧力鍋に入れないようにしましょう。
圧力鍋を使うと、大根や牛すじなど煮込みに時間のかかる具材を早く美味しく柔らかくすることができます。ただ、味を染み込ませるには、じっくりコトコト煮込む必要があります。
おでんの具は、美味しくなる煮込み時間がそれぞれ異なります。
鍋に順番に入れながら弱火でコトコト煮込めば、とっても美味しいおでんに仕上がりますよ!
圧力鍋で時短しながら、ぜひやってみてくださいね。